【試合前】
後半戦、一番勝点の多い鳥栖さんと、一番少ない大宮の対決・・
先週は日本代表戦(9/11 W杯アジア最終予選 日本1−0イラク)での中断でJ1は無しで天皇杯2回戦。その天皇杯で大宮はJFLブラウブリッツ秋田に2−0で勝利。勝ちという結果より、翌週のこの試合前に、熊谷のピッチで試合をやったことのほうが大きかったと思う。
で、この試合。以下のJ2転落ガケップチの大宮にとって、LAST10試合の最初の試合で、今シーズン最重要試合(「勝ち」という結果だけを求める試合)であることは間違いない。大宮は、離されると追いつくことは、この時期、今年の戦力では不可能。地道に勝利のこだわり、この鳥栖戦、次の札幌戦、そして横浜戦と勝っていくしか残留への道は無し。
勝点 勝 分 負 得失差
12 鹿 島 32 9 5 10 +2
13 川崎F 32 9 5 10 −3
14 C大阪 29 8 5 11 −2
15 G大阪 24 6 6 12 −4
16 新 潟 24 6 6 12 −12
17 大 宮 24 6 6 12 −20
18 札 幌 10 3 1 20 −42
毎年書いていますが、大宮は一度J2に落ちると、チーム体質から、再度J1にあがれるようなチームではない。クラブの明暗をかける試合ということで、まだ残暑が厳しい熊谷に向かいます。
【試合備忘】
この試合のMyMVPは、渡邉大剛選手。
後半15分過ぎに、後半に入って消えかかっているチョ ヨンチョル選手と交代で入る。そして3分後くらいに、大宮の左サイドからのFKが右へ流れ、渡邉選手、最初のボールタッチ。切り替えし、左足から絶妙なクロス、FKで前線にのこっていたキャプテン菊地選手が豪快にヘディングを決める。
渡邉選手の圧巻ショーは実はここから始まる。
・2タッチめ。振り向きざまに左足で東選手へのグラウンダーのパス(東さん、囲まれて奪われる)
・3タッチめ。ボランチの選手が中盤でボールを奪われるという一番危ない場面。右サイドから戻り、ボール奪取。
奪っただけでなく中央にドリブル、東さんへパス(東さんのシュート、ゴール枠外れる)
・後半30分頃、東さん→ノヴァコヴィッチさんの左突破からのセンタリングに、相手を軽くかわし、渾身の左足シュート(ブロックされた)
・後半35分頃、左サイドでパスをもらい相手を交わし、1点め以上の絶妙なクロス。またもや菊地選手のヘディング(ポストに当たる)
最後のほうで、鳥栖14番の選手の「タッチラインをいつも足が超えているぞ&やや片手投げっぽい」ロングスローに苦しんだが、江角GKの早い飛び出しもあり、なんとか逃げきった。
鳥栖さんのことについても・・
・前半35分過ぎの北野GKが負傷退場となったシーン。その直前のノヴァコヴィッチ選手に対するもの(自分が見てる場所から目の前・左ヒジを入れる)もひどかったが、北野GKに対しての「足裏見せ&膝蹴り」は・・・・ 故意でないと思うが、これは一発レッドにしなければならないプレーだと思う。
・先制直後に出てきた水沼選手。最初に右サイド疾走。これは苦戦させられるなと思ったが、以降は試合から消える。しっかり彼をケアする策や選手が大宮にあったのではないのだろうか・・
【試合後】
数年前同様、駐車場脱出に約30分かかる。
その脱出待ちの中、19時開始の他会場の結果が・・・
G大阪1−1新潟、C大阪0−2名古屋、川崎2−2鹿島、神戸1−2磐田
と、大宮にとっては最高な結果。降格圏脱出の15位になるとともに、その上のチームの背中が見えてきた。
勝点 勝 分 負 得失差
12 鹿 島 33 9 6 10 +2
13 川崎F 33 9 6 10 −3
13 神戸 33 10 3 12 −5
14 C大阪 29 8 5 12 −4
15 大 宮 27 7 6 12 −19
16 G大阪 25 6 7 12 −4
17 新 潟 25 6 7 12 −12
18 札 幌 10 3 1 21 −44
次のアウェイ札幌戦、これも大重要な試合。クラブの歴史に関わる試合が続いていく。