【試合前】
ラファエルさんのボタフォゴ(昨年まで鹿島監督のオリベイラ氏が監督)が引き抜きをかけているという報道の中、遠征メンバーに入
っていない。これはもしかして・・。
ここでの大敗は降格へ一直線。新監督での2戦目、希望をいだかせる試合をしてほしい。
お相手の広島さん、現在好調の2位。3−6−1の独特なシステムを変えず、現在得点王の佐藤選手の後ろにシャドーで、高萩さんと
石原さん(ここ3試合でたくさん得点をとっている)も好調で、現在はリーグで一番強いのではないか・・。佐藤選手ではなく、この
2人を抑えることが、重要と見た。
【試合備忘】
大宮のスタメンは、こんな感じ。
長谷川
渡部 東 金澤
カルリーニョス 青木
下平 キム 菊地 村上
江角
新監督初戦の前節では4−4−2だったが、金澤選手の右SH起用など、完全に対広島を意識した守備的に進めることが予想できるメ
ンバー構成。
試合開始後、すぐに今日は6バックなのか・・と目を疑った。遠く斜めで見ているのため、完全にラインを横から見れないが、6バックがこんな感じ。
下平・カルリーニョス・キム・菊地・青木・村上
どうも、2シャドーの2人に、守備時はボランチの2人がマンツーマン気味でついている。さらに、1トップの佐藤選手には2人のCBがガッチリいき、広島の中盤のキーマン青山選手にもトップ下の東選手がほぼマンツーマン。そして、ボールを触った時の江角GKもリード時によくやる(先日の柏戦で1−0での一瞬のリード時やられていた)、時間の費やし方。これは、完全守備モード・・ということが感じられた。
90分間、守り続け0−0での引き分け。過去7年のJ1残留の中、一番危なかった2007年の佐久間監督時代を彷彿させる超守備的な戦術。
・大宮は一人も選手を変えなかった。
⇒変えるリスクのほうが大きいと見たのでは。「今日は守る試合・・」と決めたのならば、仕方無し。「変えない」という形での積極的采配というのもあると思う。
・後半は、こちら側にボールがこなかったが、3回ほどチャンス有り(65分頃渡部選手の飛び出し・75分頃FKからの東選手のヘディング・80分頃下平
選手からのクロスに渡部選手の左ボレー)。特に東選手のヘディングが広島さんが一瞬スキをあけたので・・・
⇒ここで自分が感じたのは、2004年頃の森田選手のこと。外しまくって全然ダメな彼が、一回だけいい仕事、「おいしいところを持っていく」が
多かった。1−0で勝つことも可能ではあった。東選手や前半2本シュートをうった長谷川選手、なんとかこの「モリタ力」を身につけてほしい。
・試合後のゴール裏に挨拶時の選手の表情は暗し。
⇒疲労もあると思うが、超守備戦術はやはりやりたくないのだろう
・まずまず無難な渡部選手の左SH
⇒前節柏戦、途中出場でのあらたなパターン。今日は守備に追われ攻撃はできなかった。前半24分10秒くらいに、
菊地選手からのロングフィードを、ピタっと足元にとめたのは、「すげーぇ」とつぶやいてしまいました。
この新しいポジションでぜひ開花してほしい。
【試合後】
ここビッグアーチでは、いつもスタンドの上(後方)のほうで見ていて、2009年第2節の勝利以外いいこと無し。今回スタンド前方で見たため、上記6バックもすぐに気がつかなかった。