【試合前】
震災による中断で変則な日程となり、横浜さんと仙台さんとの4連戦の3戦目。
5節 7月17日(日) NACK △1−1 横浜 横浜さん首位となる
6節 7月23日(土) ユアスタ ○1−0 仙台 仙台さんのホーム初黒星
19節 7月30日(土) 横浜 ? 横浜 横浜さんに強い大宮、首位から勝利できるか?
20節 8月 7日(日) NACK ? 仙台 ホーム初勝利なるか?
この試合、大宮は以下のような好材料多し。
・3日前、横浜さんはナビスコ予選1回戦でアウェイ神戸戦を戦ったばかり(2−1で勝利)
・横浜さんには大宮は、リーグ戦で相性良し。6勝6分1敗(ここ横スタでは、3勝1分)。
・アウェイ福岡さんとの試合は敗れたが、前節仙台戦には勝利。今年の大宮はアウェイ強く、5勝3分1敗。
と、こういう好条件の時、期待をことごとく裏切られてきたJ1での大宮の7年だが、これも大宮市に生まれた運命ということで、あのピッチから遠くかつ傾斜が緩やかな席でたいそうサッカー観戦のしづらい日産スタジアムに向かいます。
最後に・・・ 横浜さんとのアウェイ試合は2008年まで橙色のホームのユニで戦っていたが、以降2シーズンはアウェイユニ。今年は?
【観戦備忘】
大宮のイチェンスさんと横浜の大黒選手。どちらも、代表選手の時期があり、点取り屋のCFとしてこの試合でも何度も決定機を作った。
しかし、その結果は雲泥の差。
イさん・・・後半3本、ことごとく外す
大黒選手・・同じく後半3本の決定機。最初のヘディングシュートは北野GKの好セーブで逃したが、その直後のCKを見事にゴール。そして逆転弾。
はっきり言って、本日の大黒選手は、この3本くらいのところしかいいシーンはなかったかもしれない。それは、イ選手も同じ。点取り屋さんは点さえ取っていただければこれでいいと思うのだが、決定力がこの試合は違いすぎた。
と書きつつも、この試合の大宮の敗北をこの決定力の差だけとは言えない。
中2日の横浜さんと、中6日の大宮。運動量やここぞとばかりの集中力、ここに明らかな差があった。この差はどうして起きるのだろうか?
「メンバーの固定化から、レギュラー選手の緊張感の欠如 ⇒ おそらく、イ選手、次試合もスタメンでしょう」が、一番なのでは・・・
昨シーズン最後の11試合は19得点、セットプレイから深谷選手などのセットプレイでガンガン点を奪っていた。特にCKではキックの質が良かった。
昨年の右CK・・・今、全くベンチに入らない鈴木選手の左足(2節前のホーム試合でサイン会の選手で選ばれてた。終了し戻る時、握手していただいた)
昨年の左CK・・・本日最後の10分ぐらい登場した金久保選手(今日も短い時間ながら、しっかり右サイドを制圧できていたと思う)
この2人より本日スタメンだった選手が、本当に実力(チーム戦術理解ももちろん含めて)が、19試合全部、上回っているのだろうか?
忘れないうちに書くことがひとつ。今日の2失点め、左からあの中村選手から金井選手へボールがわたり、見事なクロスから生まれたもの。が、中村選手が前を向けたのは大宮の選手の怠惰な守備から。この選手は猛省、いや猛練習をしてこの失敗を取り戻してほしい。
暗いことばかり書いているので、この試合のいいところをひとつだけ。それは、ラファエル選手のヘディングシュートの上田選手の左足クロス・・・ではなく、そのクロスをあげる前、左サイドに鋭く走った動き・・・これでディフェンダーの1人とマリノス選手の目がそちらにいったと思う。その走った選手は、残念ながら遠いサイドからの自分は確認できなかった。(散々、上のほうで批判をしてしまったイ選手か、同じく「守備の怠惰をした」と記した選手だったような気もします)
ここで勝利すれば、まだ上位についてくらいついていける位置でした。が、この敗北で明日日曜日の3試合を残し、暫定13位へ転落(浦和さんにも今シーズン始めて抜かれた)。7年連続いつもの定位置「残留争い」に、完全に加わりました。
【その他】
・横浜からの帰りで恐れていたこと。ゲリラ雷雨ではなく、等々力での「お隣さん応援の大集団」と帰りの電車が一緒になること。新横浜から新幹線でサクッと帰路についたため遭遇しませんでした。
・やはり、本日も白アウェイのユニでした。ホームチームと見分けがつく色でも、「必ずアウェイでは第2ユニを着用」というルールに変わったのか?