【試合前】
 2010年12月1日 サッカーJ1の大宮アルディージャは、最初の来年度新メンバーを発表する。

 西武台高校 FW:清水慎太郎選手 176cm/71kg 出身:埼玉県(新座片山FC − 浦和レッズジュニアユース − 西武台高校サッカー部)

 清水君がどんなFWか見たく高校サッカーの全国大会を楽しみにしていた。
日程をみると、1・2回戦は用事があり観戦できない。観戦できる1月3日の3回戦は何と自分の地元で、清水くんが入団する大宮のホームスタであるNACK5スタ。何とか2回(会場は埼スタ)勝利し3回戦まで来いよ、と思っていたが、3−0と2−1で勝ち上がってきた(清水くん1点ずつ取る)。

 ということで、清水くんを中心に観戦。

 ポイントとして、
  @ どんなFWなのか 武器はヘディング・足?
  A この18才冬の時点での完成度は?
     →ほぼ3年前 Jユースのサハラカップ準決勝で、18才でこの後大宮に入団するFW渡部選手の試合を自分は観戦している。その時の渡部選手と比べてどうか?
 
 と書きましたが、やはり
地元埼玉県代表の西武台高校のベスト8進出を願って観戦しようと思います。

【観戦備忘】
  試合のペースは、作陽高校。ボールキープ率が高く、ボールをもたない選手の動きがキビキビしていておもしろいサッカーをしている。また、やたらCKを全後半ともに取りまくり、10番の選手の右足のキックのボールの精度がすごい。
  しかし、試合は、2−0で西武台高校の勝ち。2点を奪ったのは清水君でした。

 上のほうで書いた2点を記すと

   @ 1点目は、ロングパスが足元でもらいDFを抜き、すぐさま右足のシュート。2点めは、左サイドをくずしたセンタリングに相手DFの前に出てヘディングシュート。万能型タイプと見ました。運動量はお世辞にも多くないが、一瞬のスピードは相当ありそう、また動きの質もいいのでは・・・

   A スピード勝負の渡部選手とは全然タイプが異なるFWと試合開始すぐにわかりました。運動量は少なめでポスト型のタイプだが、時には強引に決めにいく・・・という感じ。
  完成度は相当あると思います。おそらく、このチームは役割がきちんとしていて個々の武器を生かすサッカーをやっていると思う。
    ・10番のMFがゲームメーカ、視野の広いパスを出しまくる
    ・2トップのもう1人の9番は走りまくる。この9番の選手のスタミナには驚いた、清水君の4倍くらいは走ったのでは・・
    ・清水君は9番にボールをまわしたり受けたり・・ しかし得点を決めるエースという役割は十分わかっていて(まわりの選手も彼をエース
    と認めている)、その仕事をまっとうしている。

 今のJリーグではFC東京さんの平山選手に近いタイプと思うが、元代表久保選手(広島・横浜など)のようなとんでもないスケールの大きさも感じました。大宮に入ってからの成長を期待します。



  西武台高校はベスト8進出です。静岡県と並んで「サッカーの名門」といわれている埼玉県だが、30年ぐらい前に武南高校から、優勝は遠ざかっている。国立までいき、埼玉に優勝旗を持ち帰ってほしい。
  悔いを残すことなくおもいきったプレイを。選手たち、がんばれ!!

 

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2011.1.3(Mon)12:05 NACK5スタジアム大宮
全国高校サッカー選手権大会 3回戦

作陽(岡山県)
 0 − 2 西武台(埼玉県)

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2011.1.3 19:22 作成
2011.1.3 19:22 更新

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▲ 14番清水君。これを決めればハットトリック