★試合★
 最初の4試合を3勝1分で首位にいたFC東京さん、その後6連敗を喫してこの試合の始まる前の10節時点で16位。新聞によると、この大宮戦の結果で「原監督の進退が・・」という記事が出ている。

 試合開始。予想どうり、FC東京のスピードをつかった攻め(気迫付き)で大宮ゴールを脅かす。大宮はとにかくパスがつながらず、ロングボールをほうりこむだけ。しかし、その中で得たFKで、なぜだかわからないPKを得て、先制。このあとのFC東京の攻めというより、プレスがすさまじかった。大宮の選手はまともにパスを出さず、落ち着いて後ろでもパスを回せない状態(特に、大宮の右サイドの裏を3トップのFWで攻めてくる)。そして、30分頃および前半終了まぎわ、立て続けにスピードでもちこむ個人技からあっという間に2失点。はっきりいって東京強し(鹿島も強かったがここまで何もできなくはなかった)。大宮のまともなチャンスはゼロ。
 後半開始。最初は前半と同じ展開だったが、10分くらいが過ぎ、大宮はけっこうボールを回せるようになってくる。大宮がスピードに慣れてきたというより、FC東京さんがさすがに前半飛ばしすぎで疲れてきたのか。大宮が3選手の交代を終え同点を目指して攻め続けている後半30分頃、FC東京さんの一瞬の反撃からPKを献上。1−3の劣勢になる。しかし、あきらめない大宮も、CKからニアにいたトニーニョ選手が、(ときおり守備でみせる)バックヘッドで1点差に詰寄る。
 そして、ロスタイム・・・・
 大宮のサポ(オイラ)に言われたくないだろうが、FC東京さんがここで失点したのは、1点差につめられ逃げ切ろうとした姿勢から生じたものだろうと思う。次の2つが、その「逃げ切ろうとした」象徴のシーン。
 その1・・・終了5分前、FC東京のCKで、東京さん、攻めに人数を出さない。みんなひいている。
 その2・・・同じく、5分ぐらいまだあるのに、東京さん、ボールをキープ、時間をとにかく費やそうとする

同点とされ、FC東京の選手はバタバタ崩れだす。誰もボールをとって、まだ1分はあるかもしれないから、早く試合を再開しよう、という行動をおこさなかった・・・
(大宮の選手も喜んでないで、逆転しようという行動を誰か一人でもやってほしかったが・・・)

 おもしろい試合でした。去年、鹿児島でもったFC東京さんに対する自分の悪いイメージは消えてました。
                                              (原監督の現役時代、ファンだったものより)

★番外★
<試合前日まで>
 味の素スタジアム、日産スタジアムと並んで企業色の強い名前だ。素朴な名前である「大宮公園サッカー場」、将来、FOMAスタジアムなんてなってほしくないな。
 さて、この調布の先にあるスタジアム、名古屋ストイコビッチ選手(ぴくし〜)のJリーグ最後の公式戦(2001年7月)以来2回目。4年前、大宮に住んでいなかった(戻っていなかった)自分が、大宮側の応援でここにまた行くとは、へんな感じです。
 昨年の天皇杯5回戦(at鹿児島 3−6で敗北。ただし、試合内容は大満足)以来、半年ぶりのFC東京戦。原監督の去就がメディアを騒がしているのだが、スタジアムはどんなフンイキになっているのだろう。けっこうワクワク。
 それにしても、こういう記事が出て、FC東京さんの選手って、どういう気分なのでしょうか。

<試合当日>
 吉祥寺などからバスもあるということで、JR中央線のどこかで前泊も考えたが、静岡遠征のサッカー観戦以外でたいそうお金(出て行ったものは帰ってこない)というものをいっぱい使ってしまったので自粛。湘南新宿ラインにて新宿駅に出て、京王デパート(?)にてお弁当を買い、京王線にて、調布経由飛田給駅へ。
 スタジアムのフンイキは殺気だっていると思ったが、そんなこと無し。観客以外と少ない。A自由席の券なので、バックスタンドからFC東京さんのゴール裏近くまで行ってきましたが・・
 帰りは、車できたI君の車で武蔵浦和駅(この日、埼玉スタにいた赤い人たちが来なそうなので・・)へ行き、飲食し帰宅。

2005年5月8日(日) 味の素スタジアム
2005Jリーグディビジョン1 第11節
FC東京 vs 大宮アルディージャ
サッカー観戦記 2005

▲前半の数少ないチャンスのセットプレー と 気合の入ったFC東京さんのスタンド

▲ロスタイム同点にされ、がっくりくずれおちる東京のイレブン