【試合前】
勝点21で16位降格圏内の大宮。
順 勝点 得失差
10 浦和 28 +5
11 山形 28 −7
12 磐田 25 −8
13 FC東京 21 −4
14 仙台 21 −7
15 神戸 21 −8
16 大宮 21 −8
17 湘南 14 −21
18 京都 11 −22
そして、魔の9月(過去5年:リーグ戦3勝0分15敗)に突入し、清水→鹿島→FC東京→浦和→G大阪→川崎さんと強豪との試合が続くということで、正念場です。
今年の夏は暑く、本日さいたま市の予想最高気温は35℃。15時開始ということで、真夏8月での18時開始試合より過酷な試合が予想されます。
【観戦備忘記】
清水さんは、
・ナビスコカップ準々決勝第2戦(9/8 味スタ:FC東京1-1清水)から中2日。
・藤本選手・岡崎選手は、9/4(vsパラグアイ)と9/7(vsグアテマラ)の日本代表戦に両試合とも後半出場。中3日。
大宮は、
・9月5日(日)のここ大宮で天皇杯。中5日。
全体的にコンディションの差で、動きがなんとなく鈍い清水さんに大宮が完勝・・・・
というように見えたが、自分は以下の2つが完勝の勝因だと見ます。、
@ 前半、この暑さで後半まで体力を温存する作戦と見えたアウェイチームに対して、バテてしまうのではと思うくらい果敢に攻めたホームチームの姿勢がみのり、前半の終了間際に先制できた。特に左サイドからの数回の攻撃は迫力があった。
A 後半最初からパワープレイ、特にヨンセン選手出場後パワープレイをしかけた攻めを全員の集中した気迫できりぬけ、さらに相手に脅威となるカウンターもしかけられ、セットプレイから2点めをとれたこと。
まぁ、@の前半体力温存にせざるをえなかったこと自体が「コンディションの差」で同じことを言っているのかもしれませんが、この試合は大宮の完勝といっていい試合だと思います。
この試合の備忘録は以下。
・マト選手の2点めのCKは、藤本選手のバーにあたったシュートから生まれた。そして、その藤本選手のCKからマト選手の見事なヘディングが決まったのだが、このCKは藤本選手の大宮でのプレスキックでベスト5に入る質の高いキックのような気がする。キーパーがとれそうでとれない・・・のびていく・・。まるで2004年のキャプテンのようなキックだった。
・70分過ぎの2−0でリード時、青木選手がスルスルあがって、右サイドからのパスにミドルシュート。わずかにそれる。彼の独特のリズムに抜群のサッカーセンスを感じます。1点をどこかで決めれば、さらにおお化けするような気がします。
・85〜90分くらいでの時間稼ぎのボールまわし、鳥肌がたつようなまわしが数回あった。大宮がJ1で始めてできたのでは・・・
・試合終了直前、右サイドバックの村上選手が相手キーパへのバックパス、そこから出たパスに対して全力で上下左右に全力疾走。場内、大拍手。時間が時間だけに、こういうプレイは感動します。
この試合のMyMVPは、足で、ヘディングで、気迫で、声で、守備をひきしめたDF坪内選手。84分に得点阻止で一発退場となってしまいました。次節鹿島戦出場停止よりは、3−1になったほうが良かった・・・と考えるのはヤメとくことにします。
最後に自分が3つめの考える勝因を・・
B コイントスに勝ち、キャプテン迷わずアウェイ側攻め(ニシビを背中)をとる。この決断が試合の流れを良くした気がしてならない。例えば、前述2点目のCK、蹴ったボールも良かったが、キーパーの目測誤りもあり、これが影響? などなど
【その他】
・自分の席の近くには、サク超えでVIP席があるのですが、そこに何と、応援する埼玉ブロンコスの社長と新HC(HCの奥さんもいらしていた)が観戦されていました。
2人と握手をさせていただき、さらに社長さんとは2点めが決まった時、サク超えでハイタッチ。地元球団の勝利を喜びあえる・・・こういうところがスポーツのいいところだと、しみじみ思います。