【試合備忘・感想】
後半30分過ぎから一人多い広島さんの猛攻が始まる。何度も大宮の左サイドがえぐられ、失点をするのは時間の問題だと思えた。しかし、何も手をうたない。必然の敗北。
この試合、広島さんは、ストヤノフ&ミキッチ両外国人選手がいなく、引き気味でスタート。ボール支配率は大宮のほうが意外にも高く、数回のチャンスも生まれた。
これは、早い段階で先制できれば、残留へ・・・などと甘い考えをもっていた自分の考えは本当に甘かった。
次の2つのことを強く思う。つまり、今年の(も)残留争いをするのは、当たり前だというと。
@ 大宮はやはり弱い
・金澤選手が後半10分過ぎに2枚のイエローで退場し一人少なくなっただけで、一気に守勢となる
・前半の数回のチャンスで決めきれない
A 采配が全然変だ!
・引分けに撤することできないなど中途半端なベンチワーク。動けるスピード系のFWを入れるなど、何も手をうたない。
・なぜ、人数の少ないチームが88分まで選手を変えない? 運動量を増やすのが一番の対策では・・・(サッカーは「走る量」ではなかったのか?)
→失点時に、右DF土岐田選手(前半の中頃でのカウンタ時の、オーバラップは格好良かった。シュートまでいけなかったのは少々格好悪かった)は負傷気味だった?
→失点でやっとDF冨田選手を入れる。この意味は、マト選手を最後にトップにもってくるから、というもの。情けなくなってしまいます。
この試合、印象的だったのは、広島さんのうまい守備。3バックが攻められると横一直線での5バックとか、左の盛田選手(おひさしぶりです。2004年の秋、ユースの試合で荒川沿いのグラウンドでお会いしましたね)が、なぜか右にいるなど流動的なこと。選手の個々のレベルが監督の力量と同じで、広島さんのほうが2つぐらい上手だったということです。
いや、「広島さんが普通で、大宮が2つぐらい下」というほうが、正しい言い方なのかもしれません。ここはJ1の舞台なのだから・・・
2009.11. 7 1:11 作成
2009.11. 9 23:11 更新
【観戦前】
順位 勝点 勝-分-負 得 失 差 28節 29 30 31 32 33 34
13 山形 37 10 - 7 -13 32 36 -4 △大分 ○神戸 ○柏 鹿島 大宮 名古屋 横浜
14 神戸 37 10 - 7 -13 37 43 -6 △京都 ●山形 ○新潟 名古屋 横浜 東京 磐田
15 大宮 36 9 - 9 -12 38 44 -6 ●G大阪 ●川崎 ○浦和 広島 山形 柏 大分
16 柏 27 5 - 12 -13 32 53 -21 ●磐田 ●東京 ●山形 清水 新潟 大宮 川崎
17 千葉 24 4 - 12-14 28 48 -20 ●浦和 △京都 ●鹿島 川崎 東京 大分 G大阪
18 大分 20 5 - 5 -20 20 43 -23 △山形 ○清水 △京都 横浜 川崎 千葉 大宮
大宮は、G大阪・川崎・浦和・広島さんとの上位4連戦の最終戦。前節、土曜の試合で千葉勢が敗北(大分さんは引分で降格決定)、そして翌日曜日に大宮は浦和さんとのダービーを勝利し、残留へ向け大きく前進しました。
そして、そのダービー翌週は天皇杯3回戦でJ2仙台さんに敗北。この31節で残り試合は4、残す目標はひとつで、リーグ戦で勝点を積み重ね、ひとつでも上位にいくことのみ。
そのためには、この試合で、まずJ1残留を決定したいところ。広島さんとの試合は、リーグ戦は逆転で勝利(第2節/大宮の今シーズン初勝利)したが、ナビ予選では0−7での大敗。このリベンジに燃えてほしい。
▲ 前半攻める大宮。
そして見事に5バックになる広島さんの3バック。