【観戦前】
噂されていた#10デニスマルケス選手の移籍、この試合当日になり各メディアで活字になりはじめてきました。
(ちなみに、昨夜のテレ玉「OLE アルディージャ」でデニスが一瞬インタビュー選手の後ろを横ぎった。)
自分が今の大宮で一番好きなデニス選手の離脱・・・ かなりショックです。しかし、フクアリに向かいます。昨年、大宮の背番号10が右サイドを爆走し2得点をあげた所にです。
【試合備忘・感想】
点差以上の快勝です。ボールへの気迫が全選手前面に出、ホームチームの選手より上回ってました。
前半の10分ぐらいまでは、千葉さんが攻撃的で大宮もほぼ防戦一方。特に危なかったのが、深井選手に大宮の左サイドの裏をとられ、キーパーも出たところをループで狙われたところ。幸いにも外れ、落ち着きを徐々に取り戻し五分五分へ。
そこで、以下の2回ほど決定的なチャンスで完全に大宮のペースへ。
@ パク選手の左サイド突破→センタリング→藤田選手の左足シュートはゴール正面
A 混戦からの分厚い攻めで、金澤選手のミドル。
そしてついに、30分過ぎ、@同様の形で、藤田選手は後ろの石原選手へ落とす→石原選手の丁寧なシュートはポストにあたる→こぼれ玉を藤田選手が左足で決める!
得点後の前半も大宮の試合の支配は加速したが、追加点は奪えず。
後半も大宮の攻勢は続く。どれも、サッカーとして気持ちよい攻撃。
・石原選手のドリブルからのシュート。ポストにあたる。
・4バックの左サイドバックの攻め上がり by波戸さん
・セットプレイで相手のクリアが前に戻り、冨田選手の気迫の右サイド突破シュート。ポスト。
・藤本選手のいいタイミングでのミドル。わずかにそれる。
など、順番も覚えていないが、こんな大宮らしくない格好のいい攻撃が続々出る。
そして、2点目は、早いFKのリスタートから。キャプテンが出したボールを藤田選手のシュート、キーパーの股間をぬけゴールへ・・・・
大宮ファンの自分にはいいことだらけの本日の試合だったが、冷静に考えると・・・
今日の千葉さんは、「年間34試合の中で最低のデキの試合でした」という状態がたまたま11人中9人はいた、と言えるようなもので、大宮にとってはラッキーでした。
しかし、こう考えるようにしたい。その「最低のデキ」にもっていったのは、前半10分ぐらいから出てきた冒頭に記した「大宮の各選手のボールへの気迫から生まれたものだと・・・
残り前半の2試合は、調子をあげてきた横浜FMさん、首位独走の鹿島さん。そして、後半最初の試合は、J1ホーム4連敗中で同じく最近好調のFC東京さん。残留争いの近い同士の「決戦2連戦」は連勝しましたが、この3連戦は「試練の試合」となるでしょう。
大いに期待します。
【その他】
・ベンチに入ったデニス・マルケスさん。ハーフタイムや試合後の各出来事や表情などを見て、移籍は決定のようです。ありがとう。2年前のホーム柏戦のゴール・残留に勇気を与えてくれた駒場広島戦の決勝ゴール前の左サイド突破、昨年熊谷での東京V戦の前半36分のドリブルからのシュート(得点ならず)など・・・忘れもしません。自分の中では、大宮最強の助っ人外人さんでした。ありがとう。
・この試合終了時点の成績は 5勝5分5敗 得失点差−1。もう1点取っていれば、数字的に美しかった。
▲ さらば、#10 デニス・マルケス。
昨年の熊谷、東京V戦でみせてくれたドリブルは、
いまだ、自分の脳裏に焼きついています。
2009.06.27 10:22 作成
2009.06.27 23:22 更新
▲ 全選手、ボールへの気迫がすばらしかった。