2009.6.27(Sat)16:00 フクダ電子アリーナ
Jリーグ DIVISION1 第15節
ジェフユナイテッド千葉 0 − 2 大宮アルディージャ

【観戦前】
 噂されていた#10デニスマルケス選手の移籍、この試合当日になり各メディアで活字になりはじめてきました。
 (ちなみに、昨夜のテレ玉「OLE アルディージャ」でデニスが一瞬インタビュー選手の後ろを横ぎった。)

 自分が今の大宮で一番好きなデニス選手の離脱・・・ かなりショックです。しかし、フクアリに向かいます。昨年、大宮の背番号10が右サイドを爆走し2得点をあげた所にです。

【試合備忘・感想】
 点差以上の快勝です。ボールへの気迫が全選手前面に出、ホームチームの選手より上回ってました。

 前半の10分ぐらいまでは、千葉さんが攻撃的で大宮もほぼ防戦一方。特に危なかったのが、深井選手に大宮の左サイドの裏をとられ、キーパーも出たところをループで狙われたところ。幸いにも外れ、落ち着きを徐々に取り戻し五分五分へ。
 そこで、以下の2回ほど決定的なチャンスで完全に大宮のペースへ。
 @ パク選手の左サイド突破→センタリング→藤田選手の左足シュートはゴール正面
 A 混戦からの分厚い攻めで、金澤選手のミドル。
 そしてついに、30分過ぎ、@同様の形で、藤田選手は後ろの石原選手へ落とす→石原選手の丁寧なシュートはポストにあたる→こぼれ玉を藤田選手が左足で決める!
 得点後の前半も大宮の試合の支配は加速したが、追加点は奪えず。
 
 後半も大宮の攻勢は続く。どれも、サッカーとして気持ちよい攻撃。
  ・石原選手のドリブルからのシュート。ポストにあたる。
  ・4バックの左サイドバックの攻め上がり by波戸さん
  ・セットプレイで相手のクリアが前に戻り、冨田選手の気迫の右サイド突破シュート。ポスト。
  ・藤本選手のいいタイミングでのミドル。わずかにそれる。
 など、順番も覚えていないが、こんな大宮らしくない格好のいい攻撃が続々出る。

 そして、2点目は、早いFKのリスタートから。キャプテンが出したボールを藤田選手のシュート、キーパーの股間をぬけゴールへ・・・・


 大宮ファンの自分にはいいことだらけの本日の試合だったが、冷静に考えると・・・
 今日の千葉さんは、「年間34試合の中で最低のデキの試合でした」という状態がたまたま11人中9人はいた、と言えるようなもので、大宮にとってはラッキーでした。
 しかし、こう考えるようにしたい。その「最低のデキ」にもっていったのは、前半10分ぐらいから出てきた冒頭に記した「大宮の各選手のボールへの気迫から生まれたものだと・・・

 残り前半の2試合は、調子をあげてきた横浜FMさん、首位独走の鹿島さん。そして、後半最初の試合は、J1ホーム4連敗中で同じく最近好調のFC東京さん。残留争いの近い同士の「決戦2連戦」は連勝しましたが、この3連戦は「試練の試合」となるでしょう。
 大いに期待します。


【その他】
 ・ベンチに入ったデニス・マルケスさん。ハーフタイムや試合後の各出来事や表情などを見て、移籍は決定のようです。ありがとう。2年前のホーム柏戦のゴール・残留に勇気を与えてくれた駒場広島戦の決勝ゴール前の左サイド突破、昨年熊谷での東京V戦の前半36分のドリブルからのシュート(得点ならず)など・・・忘れもしません。自分の中では、大宮最強の助っ人外人さんでした。ありがとう。
 ・この試合終了時点の成績は 5勝5分5敗 得失点差−1。もう1点取っていれば、数字的に美しかった。
 

▲ さらば、#10 デニス・マルケス。
  昨年の熊谷、東京V戦でみせてくれたドリブルは、
いまだ、自分の脳裏に焼きついています。

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2009.06.27 10:22 作成
2009.06.27 23:22 更新

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▲ 全選手、ボールへの気迫がすばらしかった。