【試合備忘・感想】
 前半34分の大宮の2点め、今までこんな分厚い攻撃でゴールをこじあけたシーンを始めて見ました。大興奮です。このゴールは、約5年間大宮の試合を200試合近く現地生観戦した自分ですが、ベストなゴールです。
 ということで、このシーンは後のTV観戦で確認し、詳細に記載します。

 相手ボールを自陣ゴール少し前で全員守備で奪取。
  1.藤本選手→右の橋本選手。
  2.少しドリブルし相手がいるので突破をあきらめあがってきた塚本選手に戻す。
  3.塚本選手、あがってきたそのままのスピードで(これがまたいい♪)中にドリブル、後ろにいた小林キャプテンに戻す。
  4.キャプテン、ワンタッチで右5Mぐらいの金澤選手へ。
  5.金澤選手、ワンタッチでキャプテンの頭をこえ、波戸選手へパス(これもすばらしい♪)
  6.波戸さん、左タッチ沿いを走りセンタリングやや大きく右へいくが、タッチをわらない。
  7.そのボールを藤本選手が追いつきゴロのセンタリング、相手クリア
   
(誰もがここで大宮の攻めは終わったと思ったに違いない)
  8.大宮の選手(たぶん橋本選手)右サイドで追いつき、もう一度藤本選手へパス。
  9.さらに大外を走る塚本選手へパス。その勢いで速い最高のクロス。
 10.キーパーかろうじてパンチング、左サイドにボールが流れ、ガンバの選手が波戸さんとせ競るが先にクリア)
   (こんどこそ、ここで大宮の攻めは終わったと思ったに違いない)
 11.そのクリアをマト選手が懸命に足をだし、金澤選手がボールを拾う。10でクリアしたあたりに猛然と斜めに走る小林キャプテンにスルーパス。
 12.31才のキャプテン、縦に突破、懸命に左足でセンターリング
 13.ニアにつめていた市川選手、DF2人の間で触れず。
 14.が、流れたボールを安田選手の裏に入った石原選手が右足でゴールに流し込む。

  1から14まで、時間にして55秒、本当にすばらしい至福の時間でした。

  試合ですが、ガンバさんが後半ガラリとメンバーを代え、右サイドバック(3バックなのにガンガンあげられるガンバはやはりすごい)になった安田選手から質のいいクロスが何本も出て、そのうちの1本を決められ、あっという間の1点差。さらにその数分後、同じようなクロスを江角GKが右手一本ではじきました。これがこの試合の明暗を分けたと思います。


 浮かれてばかりいてはダメなので、忘れてはいけないことを・・・
 ・大宮がラッキーな3点目をとれた前(上記江角GKのスーパーセーブのあたり)と最後の15分(特に1点返されたロスタイム。まるで先週の悪夢の柏戦のようでした)、タジタジでした。何か手はないのでしょうか? 
 ・同じことを言ってるかもしれませんが、ガンバが後半ペースをにぎれたひとつに、市川選手負傷退場による「石原選手といいコンビで裏に出ることで大宮のペースになった」ことがとぎれたことがあるでしょう。次節の2トップは誰が? 

 
【その他】
 ・一緒に観戦した2004年頃からの知り合いのOさんら4人と大宮で飲食し帰宅。昔話も盛りあがりました。

2009.4.12(Sun)16:00 NACK5スタジアム大宮
Jリーグ DIVISION1 第5節
大宮アルディージャ 3 − 2 ガンバ大阪

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【観戦前】
 ここまで1勝3分で勝点6の大宮。前節柏さんとの「リーグ&ナビ予選 無敗対決」はロスタイム痛恨の失点で、大宮にとってまさに「勝点2をおとした」典型的な試合。昨日土曜日、その柏さんは広島さんに敗北。「無敗」は大宮だけとなってしまいました。
 この強豪ガンバ戦で、今年の大宮、ここまで「無敗」なのが、強いからなのか? それとも勝ちきれないということで実は弱い? 守備は去年より強いのか? そういったことがすべて明白になるような気がします。
 そして、復帰が予想されるデニス・マルケス選手。彼の能力が今年の大宮、というか張監督のもとフィットするのか? これも明らかになる・・・・・
 前半戦において、キーとなる重要な試合でしょう。
 昨年のガンバ戦2勝は、アジア選手権の過密日程およびバレー選手退団直後など、ガンバさんが最悪状態の時の結果であることに変わりはありません。
挑戦者の気持ちで勝利を目指して挑んでほしいっす。

▲ 後半開始直後1点返した後の大阪さんの猛攻
 ここをしのぎ、もう一度前半の形にもっていけば勝てる!!

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2009.04.12 10:11 作成
2009.04.14 23:55 更新