【試合備忘・感想】
試合開始直後から京都さんの攻勢。しかし、京都のキーパーさんはゆっくりボールを持ってゆっくり蹴る。明らかに京都さんは引き分け狙い。
で、大宮もときたまカウンターをしかけ、なかなか迫力十分。そして10分過ぎ、今年一番得点の多いと思われるパターン「中盤でのパスミスorパス奪取からのミニカウンターから数本のパスでシュートまで行く」という形で先制。小林大悟選手が左サイド突破→ラフリッチ選手かぶる→内田選手おそらくシュート、あたりそこねがいいセンタリング→藤本選手のシュート、GKはじく→ラフリッチ選手、豪快に決める。この後、大宮の攻撃はすばらしく場内もとてもいいムード。
@ 小林慶行選手の2回ぐらいのミドルシュート
A 見てて楽しい右サイド塚本選手のオーバーラップ&中へのきりこみ
B 左サイドで3人でのダイレクトパスが見事に決まる などなど
ここで、2点めの追加点がとれれば、京都さんを倒すことができました。しかし、攻め疲れからなのか柳沢選手とシジクレイ選手が徐々に目立ち始め、危ないシーンが多くなってくる。終了間際のミドルシュートがバーを叩いたところで、前半終了。
後半の流れも変わらず、京都さんのペース。そして、ついに後半8分頃失点をしてしまう。大宮の得点と似た位置での左サイドでのショートカウンタからパス2本ぐらいの失点でしたが、最初の(おそらく)柳沢選手に出たパスの前の守備がぬるかったと思います(はっきり書くと、ある選手がなさけなかった)。
同点で大喜びの京都の選手、ここで引き分け狙いは明確になりつつ守備的に戻りましたが、大宮も手がなく(最初の交代「藤本さん→土岐田さん」がやっぱり解せない)、時おり危ないシーンもあり、なんとかタイムアップ。内容的には昨年11月11日(NACK5こけらおとし)の大分戦のように負けてもおかしくない試合、最終ホームで残留を決めることはできなかった。
さて、これで、京都さんはJ1残留決定、また同時刻開始の新潟さんも敗れ、順位はこうなりました。
13 大宮アルディージャ 40 11 -7 -15 -10 △京都 磐田
14 アルビレックス新潟 39 10- 9 -14 -15 ● FC東京 G大阪
15 ジュビロ磐田 37 10 -7 -16 - 7 ●鹿島 大宮
16 東京ヴェルディ 37 10- 7 -16 -10 ●横浜 川崎
17 ジェフユナイテッド千葉 35 9 -8 -16 -19 ●清水 FC東京
大宮の最終磐田戦、以下の場合のみ大宮は16位で「入替え戦にまわります」
大宮が○か△・・残留
大宮が●・・・・・「東京Vさんが○」 かつ 「新潟さんが○または大宮が6点差以上負けての△」
勝点1がついたことで、上記下線部分がつきました。という意味で「貴重な勝点1」なんてことを自分は思っていません。絶対勝たなくてはけない試合です。こんな結果になる実力だから、いつも残留争いとなってしまうのだよと・・・・・・
【試合前】
この試合の前の日の土曜日に残留争いの試合は「○清水3−2千葉● ○横浜F・マ2−0東京V● ○鹿島1−0磐田●」で、残留争いの順位表は
順 チーム 勝点 勝-分-負 得失差 33節 34
10 横浜F・マリノス 45 12- 9 -12 +6 ○東京V 浦和
11 柏レイソル 43 ここから右略
12 京都サンガF.C. 40 11- 7 -14 -7 大宮 清水
13 大宮アルディージャ 39 11 -6 -15 -10 京都 磐田
14 アルビレックス新潟 39 10- 9 -13 -14 FC東京 G大阪
15 ジュビロ磐田 37 10 -7 -16 - 7 ●鹿島 大宮
16 東京ヴェルディ 37 10- 7 -16 -10 ●横浜 川崎
17 ジェフユナイテッド千葉 35 9 -8 -16 -19 ●清水 FC東京
この3試合の結果によって、横浜Fマさんは「残留確定」 大宮は「自動降格の17位以下は無くなった」というもので、昨日3試合の結果は大宮にとって最高な結果(こういう他力本願は本当に良くないのですが・・)でした。
ここからこの試合のこと。両チームの残留(入替え戦なしの15位以上)条件は勝利、さらに京都さんは最終節「磐田vs大宮」が直接対決(両チームとも勝点3は無し)ため、引き分けでもOKです。
大宮にとって、「最終節:東京Vさんが、優勝&ACL出場目指す川崎さんに勝てるハズがない。実質残留確定だな」とかいった考えから、選手やベンチが「最低引き分けでもいい」など内心奥に潜む想いが出て試合に入ってしまうこと。また、観客(自分含む)もその想いがあって、「場内が’’もう残留でしょ’’のホンワリしたムードに包まれる」ことです。
「勝利を目指せなければ、引き分けにすることすらできない」。最終のホームゲーム、勝利を目指した気合の入ったプレイを期待します。
【その他】
ということで、4年連続残留争い初の最終戦までもつれてしまいました(昨年の最終戦は得失点差でほぼ決まっていましたので・・)。緊張感をもって磐田に乗り込めるからいいかと、試合終了後29時間たった今思っています。
ジュビロサポM君(大宮の片岡選手に顔がそっくり)と磐田戦は観戦しますが、2人とも試合そっちぬけで、味スタでの東京Vvs川崎の結果を見ているかもしれない。残留争いはやはり、他力に頼ってしまいます。良くない、良くない・・
▲ 試合終了間際の最後のチャンス。シュートも打てず、終わってしまいました。
▲ この後のサンクスウォークができなくてもいいから「勝利のための走り」をしてほしかった・・・・
2008.11.30 02:02 作成
2008.12.01 23:11 更新