2008/10/04　Ｊ１２８節　大宮アルディージャ vs 柏レイソル

【試合備忘・感想】
　１７節大宮戦から９試合勝利の無い（４分５敗）柏さん、この試合、３人の累積警告や怪我での離脱中で、数人の主力選手が出場できない。
　しかし、右サイドバック蔵川選手の出場停止でスタメン抜擢の村上選手の前半ハットトリックの大活躍、豊富な運動量や要所要所での確実なプレイで快勝。１０試合ぶりの勝利を得る。フランサ選手は自分が今、Jリーグで一番好きな選手だが、見事な３点目に繋がるパスなど、すばらしい活躍でした。

　大宮というプロのサッカーチームですが、結果論だけでなく、ただの弱小チームになってしまいました。Ｊ１の４年間で今が一番弱い。いや、Ｊ２昇格の２００４年の１クール（中位低迷）の時よりも弱いです。弱い部分について、どんどん記すことができます。
　・セットプレイで失点し続ける→改善されない
　・先発メンバーが基本的に一緒　→高齢なチームなので運動量で勝負できない。フレッシュさもでないし、流れも変わらない。
　･守備がゆるい／かるい(２００５年１０月２９日の試合で柏のある選手の前半１６分頃のプレイみたいなものが多い)
　・パスがゆるい(遅い)、判断が遅い
　・例えば、左ＤＦがあがっている場合、右前方に広大なスペースがあってもそこに右ＤＦはあがっていかない＝リスクをかけた攻めをしなければ得点も入りませんね
　・得点ができないのがアタリマエのことを５つほど
　１．シュートが少ない
　２．.たまにうつドフリーなミドルシュート、枠にもいかない
　３．センタリング／クロスでいいボールは２０本に一回ぐらい
　４．ＦＫやＣＫなどセットプレイで、ニアに飛び込む。相手ＤＦの足に勇気を出して突っ込むといったプレイが全くない
　５．日本からいなくなったフッキ選手やレンタル中のペドロ・ジュニオール選手のような強引なストライカーがいない　→　こういった選手は時たまイライラする時があるが、シュートまで強引にうっていくことによって、そのこぼれ玉などで得点できることがある
　・前半の入り方が悪く、早いうちに失点する→攻撃力もないので同点へもっていけない　→本日の最初の失点。それまで、右に位置した田中選手・金澤選手はそれまで一回もボールを触っていないと思う
　
　今日の敗北で２戦２敗の勝点６献上のチームは４チームめになりました。
　
　おさらいですが、自分は、大宮のＪ２への降格はもう間違いないと、この試合で思うことにしました。しかし、諦めの悪い自分ですので、残り６試合は全て応援しに行きます。

【補記】
　試合後の怒り・失望・絶望感がいりまじった時間帯にこの文章を作成しています。全然冷静な文章でありません。

【試合前】
　２００５年１０月２９日
　日本のプロサッカーＪ１リーグ２９節が行われた。２８節までの残留争いの順位は以下。
順　　チーム　　　　　　　　　　勝点　勝-分-負　　　得　失　差
14 柏レイソル　　　　　　　　 30 　7- 9- 12 　　　30 43 -13
15 清水エスパルス　　　　　29 　6- 11-11 　　 32 41 - 9
16 大宮アルディージャ　　　28 　8- 4-16 　　　 30 44 -14
17 東京ヴェルディ1969 　　　26 　5- 11-12 　　　34 60 -26
18 ヴィッセル神戸　　　　　　20　 4- 8 -16 　　　26 57 -31
　大宮はこの２８節前までの１２試合、1勝１分10敗（７連敗中。ナビ準々決勝２敗含まず）。そして残留争いをする柏さん相手に敵地に乗り込み２－１で勝利（この試合はここ）。立ち直った大宮はこの試合を含め最終節までの成績は４勝１分１敗で何とか１３位でＪ１の一年目を残留した。柏さんはその後１６位で入れ替え戦にまわり、あのバレーさん擁する甲府に敗れＪ２に行く。

　それから３年後の２００８年１０月４日、同じくJ１のリーグで２８節で大宮は柏さんとホームゲームを行うが、２７節までの成績は以下のとおり。
順　　チーム　　　　　　　　　　勝点　勝-分-負　　　得　失　差
13 柏レイソル　　　　　　　　 33 　9- 6- 12 　　　34 36 - 2
14 大宮アルディージャ　　　 32 　9- 5- 13 　　　28 35 - 7
15 東京ヴェルディ　　　　　31 　9- 4- 14 　　 35 42 - 7
16 ｼﾞｪﾌﾕﾅｲﾃｯﾄﾞ千葉　　　　29 　8- 6- 13 　　　26 41 -15
17 ジュビロ磐田　　　　　　　29 　8- 5- 14　　　 30 41 -11
18 コンサドーレ札幌　　　　　17　 4- 5 -18　　　32 53 -21
　３年前の状況とそっくりです。この試合に勝ったチームが残留となるような気がします。
　
　大宮にとって、今シーズン、５試合目めの「決戦」。今シーズン（いや、ここまでのちっぽけなクラブの歴史でも）、最重要試合であることは間違いなし。選手の起用法など、もうどうでもいいです。ピッチに立つ選手は、勝利という結果だけにこだわり、執念・気迫・根性・ガッツ・意地を出した試合をみせてください。
　この試合に自分が一番期待するのは、波戸さんです。（２００５年１０月２９日の試合、波戸選手の前半１６分頃のプレイが忘れらないものより）