2008/5/10　Ｊ１１２節　大宮アルディージャ vs コンサドーレ札幌

【試合備忘・感想】
　順位が下位のチームがアウェイ戦において、引かずに最初から攻めてくるというパターンはよくある。本日の試合、
・開始２０秒ぐらいのところ、札幌さんのＦＷが浮き玉をとめず、ボレーシュートをうつ
・前半２分ぐらいのところ、札幌さんダヴィーさんがヘディングシュートを枠内にしっかり打つ
・前半１０分ぐらいで、最終ラインのレアンドロ選手がヘディングミス。冨田選手が戻る前にシュートをうつ
　など、最初の攻撃がとことん決まり前半に３－０で驚きのリード。後半はベタ引きし、点も取られるが時おり鋭いカウンターで４－２で上位チームに勝利・・・・
　といった展開で敗北するのならば、自分は納得のできる敗戦で、清々しくはないですが、雨だけど観に来て良かった、となっていた。
　しかし、この敗北では・・・。大宮は、そんなに今年も「降格争い」といった本来はない「争い」をしたいのだろうか？

　この試合は大きく２つのことが印象（不満点）に残りました。簡単に記し、この試合の「備忘」を終わらせます。早くもホーム３敗ですが､名古屋さん･ＦＣ東京さんとの敗北とは次元の異なる敗北だと思いました。
　①　ダメダメな前半
　・走るスピード、パス自体のスピード、センタリング単純にあげないでいちいちきり返す､負けているのになかなか蹴らない大宮のＧＫなど、みんな遅かった（というかノロかった）が、何と言っても一番遅かったのは「パスを出すタイミング」
　・３０分ぐらいのゴール前のFK、左足で直接狙える選手はいないのでしょうか？
　・この前半の３０分くらいで、後半最初の交代をしてほしかった。ペースを前半のうちに大宮にするために。
　②　同点後、勝ち越し点をとれない。全体的な攻撃センスのなさ
　・単調な攻撃と、あまりにもクロスが良くない
　･２０回ぐらいあったチャンスを得点できません｡札幌さんは３回ぐらいのチャンスの１回を決めて勝ち点３を手にしました｡
　・同点ゴール（おそらくファーストタッチで）をとった選手、その後全然ダメダメでしたね。

【その他】
　＜試合前当日＞
　５月に入り２５℃ぐらいの日もあったが、本日は一転、最高予想気温は１４℃で、しかも雨。これは、７０００人ぐらいの観客で、ひさびさ、Ｊ２チックな雰囲気の試合を観れるかな？　でも、試合内容は、Ｊ１の内容を見たい。
　＜試合後＞
　雨ということで、いつもの自転車ではなく産業道路をとおるバスで行こうとする。このバスで行くのは、２００４年１１月２０日の昇格
した試合以来ということで、東武バスの時刻表をネットで検索すると、休日は１日１本になっていた。別のルートのバスにする。

【試合前】
　２００４年１１月２３日（火）、３日前にＪ１昇格をはたした大宮は札幌ドームにてコンサドーレさんと試合。この試合、札幌応援の席から、「大宮、昇格おめでとう！　次はＪ１で会おうぜ！」などのゲーフラなどを出していただいた。
　そして、その「Ｊ１での試合」が約３年半後の本日実現する。
　札幌さんの監督は、ご存知、大宮をＪ１に導いた三浦さん。選手は、大宮Ｊ１昇格時の大活躍のデビットソン・純・マーカス選手、大宮からレンタル中の高木選手が在籍する。また、大宮の吉原選手は札幌出身。因縁深い対決であるが、前節で記しましたように、リーグ中断まで残り２試合、大宮にとっては重要なホームでの試合。この試合が終わると、今シーズンは３分の１以上を消化したことになる。