【試合備忘・感想】
この試合は大きく3つの流れがあった。
<1:前半>失点はしたが、大宮が前線でのプレスやカウンターから決定的シュートまでもっていけた時間。
=>あきらかに鹿島さんは好調の状態ではない。左右のサイドから確実に攻めることができる。しかし、特に弱く感じた相手右サイドの攻めにおいて、単純にあげればいいのにとか、簡単に前に蹴って勝負すればいいのに・・・と感じたシーンが多かった。
失点シーンはひさびさ出てしまった「キーパーへのバックパス」から出た凡ミス。失点するなら間接FKを与えたほうがいいのでキャッチすれば・・・なんてことのできない見事なループシュートバックパスでありました。
<2:後半開始から同点においつく75分まで>
去年前半を彷彿するダメダメ大宮になってました。というより、鹿島さんが前半の守備の不安定さを消滅かけた策をうっています。大宮は悪運もまだまだ有り、後半10分ぐらいのFKからのヘディングシュートは、バーが救ってくれた。これはこのまま終わってしまうかなと思っていましたが、藤本選手と田中選手(村山選手負傷)が出てきてからペースが前半の大宮ペースに徐々に戻っていき、スピードスターのペドロジュニオール選手が登場した時は、完全に疲れの見え始めた鹿島さんからペースを奪回していました。そしてついに、右コーナー付近のFKから折り返したボールを、小林慶キャプテンがヘディングで押し込み追いつく。
<3.最後の18分>
基本的には、2の追いつく前と同様であるが、2の時と全然違うことがある。それは、「逆転できるぞ」というホーム大宮の熱気です。この熱気におされて益々元気になっていく大宮の攻め。覚えているだけで、決定的チャンスは5回(小林大選手・・2回、デニス・マルケスさん・・1回、ペドロジュニオールさん・・2回)、特に惜しかったのは、ペドロジュニオール選手の(いつものように真ん中に切れ込んでの)シュートで、右ポストにはじかれる。
自分は、この内容ならば(違いますね。連戦で体が重そうで、主力3人ほど出ていない本日の鹿島さんには)、しっかり勝たないとはいけないと思います。浦和さん・鹿島さんと計4勝ち点を落としたと思い、3日後のガンバ大阪さんとの試合ではなんとか勝利してほしく思います。それには、まず、前半での先制点を・・。
浦和戦との冒頭では、強豪3連戦では「3試合で勝ち点3を・・」と記しましたが、今日の試合内容ができるのならば、少し贅沢を望みます。
【その他】
<試合前>
・4/21 JCOMにて4/19に行われたJ1の7節「鹿島vsG大阪」の試合を観る。ハッキリ言いまして、とてもお強い両チームです。4/23のAFC予選でお疲れになってくれないかなぁ、などと他力本願も考えてしまいます。
<試合後>
・同点後の、ホーム大宮の熱気は、メインスタンドややアウェイよりに座る自分のほうからも発信され、完全に大きな声であった鹿島さんたちの応援を飲み込みました。それにしても、鹿島さんの応援の2F席、立って応援している人ばかりですが、あの急角度、恐くないのかな?
・デニス・マルケスさんの終了間際の右サイドを何とも言えない突破ドリブル、鳥肌が立つようなものがひとつありました。夏までの契約ということですが、このヒトいなくなっては、昨年や一昨年の「終盤の失速」が見えてきてしまいます。フロントさん、頑張れ & デニスの娘さん(いつも入場時肩車して登場)が「パパぁ、ずっと、おぉみやぁに住みたいよぉ〜」などと言ってくれないかな。
2008. 4.21 21:15 作成
2008. 4.27 18:55 更新
▲ 同点後、一方的に攻める大宮。
最後の一撃(シュート)が決まらない・・・・・・
【試合前】
前節の浦和戦で「7節からの浦和さん・鹿島さん・G大阪さんとの強豪3連戦」という記載をしたが、強豪3連戦ではなく3戦のあとFC東京さん、横浜FMさんも含めた「強豪5連戦」だったことに今さらながら気づきました。これに気づくと、やはり内容で勝っていた初戦浦和さんとの引き分けが痛い。
しかしながら、終わった試合を考えていてもしようがなく、大宮が最も苦手とする昨年王者鹿島さんとの試合がやってきました。
挑戦者として、がむしゃらに試合に臨んでほしいと思います。