サッカー観戦記

★試合★
 この試合まで(41節まで)のJ2の順位表(上位5チーム)は以下のとうり。

勝ち点 得失点差
1 川崎F 31 96 +59
2 大宮 23 78 +20
3 山形 19 13 70 +11
4 福岡 20 14 67 +11
5 京都 17 12 12 63 +11
 
 
川崎はすでに早々J1昇格を決めている(今日の相手の水戸とのアウエイ戦にて・・)。残りは2位が自動昇格、3位はJ1年間最下位チーム(おそらくC大阪か柏)と入替え戦を行う。本日、大宮は勝てば文句なし、勝たなくても3位の山形(苦手なアウエイ仙台戦)が引分け(以下)なら2位が決まり昇格となる。(すでに3位以内は決まっている)
 前半開始、ほぼ互角。思ったより、大宮の選手は硬くなっていないが、やはり何かいつもと違う。15分すぎ、トゥット選手の突破、コーナキックからの奥野選手のボレーシュートなどが出てきてから調子が出てくる。
 完全に中盤を支配できるようになり、いい流れでのキャプテンや森田選手のほしいシュートが水戸ゴールを脅かす。が、決定的ではなく。
前半終了0−0.。なお、山形は仙台に0−1で負けてるとの場内アナウンス。
 後半開始。1分すぎ、おそらく今シーズン一番多い得点パターンであるキャプテンからのキック(ここはコーナキック)で、森田選手がきめる。重荷がおりたカンジでのびのびしたプレーを続ける大宮イレブン。そして10分頃を過ぎた頃、久永選手からパスを受けたトゥット選手が強引に左サイドを突破しゴール前にドリブル、シュート。サイドネットに決まる。2−0。
 この後、大宮は、西村選手から斉藤選手、森田選手からバレー選手に交代。西村・森田両選手とも大拍手を受けて、ピッチを去る。そのバレー選手がハーフライン手前から、強引にボールを奪い、トゥット選手にボールが流れる。最後は、再びバレー選手に戻して、おそらくインサイドで蹴り3−0。その後も、トゥット選手の欲しいシュートが2回ぐらいあり、今年初の4点めをとると思ったがなかなかとれない。久永選手から島田選手に交代。最後の10分は、水戸の選手のヘディングがバーを叩くなど五分五分の流れ。ロスタイム、トニーニョ選手のオウンゴールがあったが、すぐに笛。
3−1で勝利し悲願のJ1昇格となる。
 亡きくずれる奥野選手と斉藤選手。立ち上がれないトニーニョ選手。大宮の選手たちがその3人にゆっくりとかけ寄る・・・

 
★番外★
<前夜から開門まで>
 各メディアなどで、キャプテンをはじめ、大宮の選手は「いつもどうり」「44試合のひとつ」などの言葉が発せられる。オイラたちも「いつもどうり」バックスタンドややアウエイ側のウシロ席で見ようなどと携帯メールで語り合う。
 通常は試合開始2時間前の12時に開門となるが、やはり大一番ということで、11時30分に開門するらしい。ということで、11時に大宮スタに着こう、9時ぐらいに起きればいいや と思い眠る。なかなか眠れない。やっと眠れたが、朝5時には興奮して、起きてしまう。
 苗木というバス停より「いつもと違う」バスに乗り、第1産業道路を南下し、大宮公園につく。そして、(本当はいけないんだけど)アウエイ側入口で前から100人めぐらいに並ぶ(前回の川崎戦も雨の中、ここに並んだ)。
<試合開始前>
 やっと入場でき、いつもの席に着こうとするが、そこにはもうヒトがいて、もう一列左側(アウエイ側)に席を確保する。今日はいつも一緒に見る5、6人プラス親戚の方々も見られるということなので、10人ぐらいの席を確保する。係りの人が「本日はたいへん混雑が予想されます。席はつめてお座りください」と言っているが、思ったより混まない。(といっても1〜3クールの頃よりは全然人が多い)。試合開始1時間前ぐらいに、本当に混雑が過激になり、きっちり1列14人座るように指示をうける(なんとこれは、1クールの仙台戦以来のこと)。「いつもどうり」Beerを飲み、試合開始を待つ。
試合開始時は、後ろも立ち見、なんと通路までヒトが座るという、大宮では考えられない現象が発生する。
<試合後>
 奥野選手と斉藤選手が抱き合い涙を流してる。こちらもポロリ。優勝セレモニーなどを見て、歴史の証人のヒトリになる。感激。
<スタジアムを出て>
 大宮の南銀など4件ぐらいを「昇格祝い会」。号外を見たり、この日J1後期の優勝を決めた浦和サポとの遭遇などあったが、あまり覚えていない。AM2時ぐらいに解散。

2004年11月20日(土) さいたま市大宮公園サッカー場
 2004 Jリーグ ディビジョン2 42節
  大宮アルディージャ  vs 
 水戸ホーリーホック

「必勝」「目指せ J1」をつけた今日のアルディ君

試合終了の少し後。大宮の選手が12人います